FMアンテナを自作する 付属の室内アンテナよりラジオ受信感度が向上
12年ぐらい使っていたオーディオアンプが壊れてしまったので、新しいのに買い替えました。
新しいアンプはDENONのAVレシーバーAVR-X2400H-Kです。7.2ch Dolby Atmos/DTS:X対応のミドルクラスですが、値段の割には良い音がして気に入っています。
FM/AMチューナーが付いていたので久しぶりに家でFMラジオを聴いてみると、ちょっとノイズが多い・・・
付属のアンテナは線1本のタイプです。テレビがアナログ放送のころは、FMもテレビアンテナに接続すれはそれなりの受信状態を得られたのですが、デジタル放送の今はそういうわけにいきません。
これじゃだめだとFMアンテナを自作してみたところ、結果は少し感度が改善されてS/Nが上がりました。
自作する室内用FMアンテナは四角形
色々調べてみると、簡単なのは一辺89cmの四角形にワイヤを張って、それを同軸ケーブルでチューナーにつなぐみたい。手持ちの材料で作れそうです。
こんな形になります。
FMアンテナの材料はIV線、同軸ケーブル
四角形に張る部分は、電気工事士の勉強したときに買った2芯VVFケーブルを2mで切って、外側のビニルシースを外し黒と白の線を使います。
関連記事:第二種電気工事士試験に挑戦
同軸ケーブルは、nasneに付属していたアンテナ線が余っていたので、これを使います。
※nasneは外出先でも簡単にテレビや録画番組が見れる、とても便利なHDDレコーダー&メディア/ファイルサーバーです。
関連記事:PS4/スマホでテレビを録画! nasne(ナスネ)の使い方
購入するならこんなのが良さそうです。
その他に、
- 四角形のアンテナ部を保持するためのプラダン
- アンテナ部と同軸ケーブルを接続するための、はんだごて、はんだ、収縮チューブ
を使います。
四角いアンテナ部を作る
白と黒のワイヤを接続します。ちょっとサボってVVFケーブル接続用のコネクタを使っちゃいましたが、これによる感度への影響はわかりません。ほんとはきちんとはんだ付けするのが良いのだろうと思います。
一辺89cmになる様に折り曲げて、同軸ケーブルを接続する部分を適当な長さにして、収縮チューブを付けておきます。
同軸ケーブルを切って剥く
同軸ケーブルの線を切って、アンテナにはんだ付けするための準備をします。
外側の網線をまとめて捩り、芯線を剥いておきます。
真ん中の線、かなり細い・・・
アンテナ線と同軸ケーブルをはんだで接続する
アンテナ部の線の被覆を剥いて同軸ケーブルとはんだ付けした後、収縮チューブをかぶせてドライヤーで温め収縮させます。その後、絶縁テープを巻いて、断線しない様に固定しておきました。
段ボールプラスチックにテープで貼って形を作り完成です。
とりあえず壁に付けて、アンプに接続します。
自作FMアンテナで室内でのラジオ受信感度が向上
我が家で受信できる局の受信状態を確認した結果が以下です。
○:ほぼノイズ無し 大・中・小:ノイズのレベル
ラジオ局 | 付属アンテナ | 自作アンテナ |
FM東京 (80.0MHz) | 小 | 小 |
J-WAVE (81.3MHz) | 中 | 小 |
NHK FM (81.3MHz) | ○ | ○ |
FM横浜 (84.7MHz) | ○ | ○ |
TBS (90.5MHz) | 中 | 小 |
文化放送 (91.6MHz) | 大 | 小 |
日本放送 (93.0MHz) | 中 | ○ |
受信レベルを数値化できないのですが、聞いた感じでは全体的に感度は上がました。
まとめ
手持ちの材料を使ってFMアンテナを自作したところ、アンプに付属しているアンテナを使うよりは受信状態が向上しました。
今の状態では、
- J-WAVE、FM東京、ワイドFMにまだノイズが入る
- 見た目が良くない
ので、もうちょっと改善したいところです。
2019.10.12追記
Amazon Echo でラジオが聴けるので、最近はこれから音声を Bluetooth でアンプに飛ばして聞いています。
アンテナ不要でノイズは入らないし、音声操作が超簡単です。
詳細はこちらで紹介していますので、興味のある方は是非ご覧ください。