バスケットボールの写真を撮る EOS Digital X でも撮れるけどAFの測距エリアがキビシー
持っていたデジタル一眼レフで上手くバスケの写真を撮れず、一昨年末にカメラとレンズを買い換えました。
でも、もしかしたらレンズだけ買え良かったのかな?と思い、古いカメラにF1.8のレンズを付けてバスケの写真を撮ってみました。カメラはCanon EOS Digital X (2006年発売)、レンズはEF50mm F1.8 STM です。
結果は、撮れるけどが難しい・・・その理由はオートフォーカス(AF)の測距エリアです。
Canon EOS Digital X
Canon EOS Digital X は、2006年に発売されたCanonの入門レベルのデジタル一眼レフカメラです。
私が初めて買ったデジタル一眼レフで、レンズはTAMRONの18-200mm f3.5-6.3を使っていましたが、バスケの写真が上手く撮れません。レンズの明るさとカメラのISO感度が足りずに露出不足になります。
どんな写真になるかはこちらの記事で紹介しています。
関連記事:バスケットボールの試合を一眼レフで撮影 F2.8中望遠ズームで体育館に対応!
でも、明るいレンズを付ければ撮れたのかな〜?と思い、F1.8のレンズ試してみることにします。
レンズはEF50mm F1.8 STMです。
バスケットボールはISO感度1600でもレンズが明るければそれなりには撮れる
実際に撮ってみた写真がこちらです。公立高校の体育館で比較的明るめでした。
Av(絞り優先AE)でF1.8、ISO感度を最大の1600に固定して露出はシャッタースピード(SS)で調整して撮影、この写真の時はSS 1/250でした。
F3.5-6.3のレンズでは全く撮影できなかったので、それとは格段の差です。さすがF1.8ですね!
でも明るめの体育館だったから撮れたのかもしれません。暗いと厳しそうです。
バスケットボールの撮影にはゾーンAFがほしい
その後も何枚か撮ったのですが、家で写真を見るとフォーカスが今一つ合っていません。撮影中も気になっていたのですが、Digital X にはゾーンAFが無いんです。
Digital Xには下図の様に9個のフォーカスを合わせる場所(AFフレーム)があるのですが、選択肢が「1か所」または「自動」しかありません。
このため、
- 自動にすると意図した所にフォーカスが合わない
- 1か所にすると、そこが外れた時にフォーカスが合わない
ということが起こってしまいます。
この↓写真はAFフレームが自動で、手前の選手を撮っているのに奥の選手にフォーカスが合ってしまいました。
(一番左とその右上の枠が赤い)
これ↓はAFフレームを中心1点に設定して撮った写真です。
これだけ選手がいるのに、中心のAFフレームは奥の壁ですw(実際にはもっと手前にフォーカスは合っています)。
腕前が上がれば1点のAFフレームで問題ないのかもしれませんが、最近のカメラは1点だけではなく下図の様にゾーンでも設定できるので、自分に合った方を選んで使うことができます。
(EOS KISS X8i のゾーンAF)
私は今使っているEOS 80D で、ゾーンAFに設定しています。
まとめ
F1.8のレンズを使えば、2006年製のデジタル一眼レフカメラ(EOS Digital X)でもバスケの撮影ができました(まあ、昔からバスケの写真はあるんだから当たり前か)。
AFフレームは中央1点に設定して、選手(被写体)を中央になる様に撮影するのが良さそうです。
でも80Dの方が液晶は大きくて見やすく、撮影はとても楽なので買って良かったと思っています。EOS Kiss X10 などの最近の入門機はゾーンAFがあるので、撮影がしやすくなっていますね。
カメラはある意味では電気製品なので、技術の進歩は大きいです。