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一眼レフで月の写真を撮影 EOS 80DとシグマF2.8ズームレンズ

2018年9月28日

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FB によく月の写真をアップしている友人に会ったときに撮り方を聞いたら、望遠レンズで手持ちで撮っていると。

えっ、それだけ?

早速やってみましたが、それなりのコツがありますね。

バスケの試合でしか使っていない、EOS 80D +シグマF2.8 70-200mmズーム で撮影してみたところ、確かにそれらしい月の写真が撮れました。

最高画質で撮影し、後でトリミングする

EOS 80D はAPS-Cなので、シグマレンズのズームを200mmにすると35mm換算で焦点距離320mmです。それでも月を撮ると画面真ん中に小さく映るので、撮影した後にトリミングします。

ほぼ満月の写真

トリミングはペイントでもできますが、写真の縦横比(私の設定は3:2)でトリミングする場合は、EOSの付属ソフト Digital PhotoProffesional 4 (DPP)を使うと簡単にできます。

撮影時は最高画質(80DはL)で記録するかRAWを保存しておけば、トリミングした後の画像がより綺麗になります。

関連記事:【Digital Photo Professional】画像をトリミングして別ファイルで保存する方法

撮影のモードはM(マニュアル)

オートで撮影すると月が真っ白になってしまい、クレーターの凸凹が判らない写真になってしまいます。そのため撮影モードはM(マニュアル)にします。

フォーカスもマニュアルで合わせておくと、撮影条件を変えて何枚も撮る時に便利です。立って撮ろうが座って撮ろうが、月はとても遠いのでフォーカスは一度合わせれば大丈夫です。

AFは中心にして、月を真ん中にして撮影します。

月を撮影する

12月の中旬に、さあ撮ろう夜空を見たら月がいない・・・ちょうど新月でした(涙)

新月の時って太陽と同じように朝に出て夕方に沈むので、平日はちょっと無理。土曜日の夕方に初めて撮った月は月齢4.9日でした。

一脚で支えてシャッター速度とISO感度を固定し、絞りを変えて何枚か撮影しました。それらを比べると、影の部分の写りが違って差が良くわかります。

(Tv1/250 Av4.5 ISO200)

三日月-Tv1/250-Av4.5-ISO200

その後だんだん遅い時間も月が出ているようになったので、次は月齢7.9日、半月です。

前回と同じようにシャッター速度とISO感度を固定しますが、月が大きい分だけ明るくなったので、露出は変わります。

一脚を立てるのが面倒だったので手持ちで撮ったのですが、シャッター速度1/160にしたら手振れしました。

(Tv1/160 Av4.5 ISO200)

手振れした半月の写真

望遠側での撮影なので、やはり手振れは注意しないとダメですね。できるだけシャッター速度は速くしましょう。

(Tv1/640 Av4.5 ISO200)

半月の写真

さて、いよいよ満月になりました。月の表面って光った点みたいなところが何か所かあるんですね。

(Tv1/1000 Av4.0 ISO100)

満月の写真

色温度を変えてみる

RAWデータで撮影した写真は色温度を変更することができます。色温度を変えると写真の雰囲気が変わるので、写真好きの人はよく色温度をいじるそうです。

左から2000度、オート、10000度です。好みの色温度に変更してパソコンの壁紙にしても良いですね。

月の色温度を変えて比較

DPPで色温度を変えるには、ツールパレットのホワイトバランス調整で行います。

DPPでの色温度変更方法

まとめ

自分の一眼レフで月の写真を撮影できました。撮影のポイントは、

  • 撮影モード:M(マニュアル)
  • 記録画質:L+RAW
  • フォーカス:マニュアルがおすすめ
  • シャッター速度とISO感度を固定して、絞りを変えて何枚か撮影する。
  • 手振れを防止するために、シャッター速度はできるだけ早く。
  • 一脚を使った方が手振れを抑えられる。三脚立ててタイマー撮影もあり。
  • 月齢で露出が変わる。満月が明るくて楽。

トリミングした写真をみるともっと綺麗に撮れたらと思いますが、400mm以上の良い望遠レンズを使わないとダメなんでしょうね。

国立天文台のホームページで月齢や出入りの時間がわかるので、撮影の参考にどうぞ。

今回使った機材はこちらです。