子供用のスマホは格安スマホでいいの? iPhoneをおすすめする理由
格安SIMと格安スマホのセット販売が当たり前になり、子供には格安スマホで十分という声を聞きます。
私もそう思っていたのですが、高校生の娘のスマホを買い換える事になり、何にするか色々と考えた末、iPhone 6sがベストとの結果になりました。その理由は、安心と安全です。
子供用のスマホに求められることは?
子供にスマホを与える時、色々な事を考えてしまいます。
- スマホばっかりいじって勉強しなくなる
- アプリやゲームで知らないうちに大金を使っている
- 落として無くしてしまう
とか。
我が家も長男が中学生の時に数万円使われた事があります(涙)。
でも今の時代、若いうちからスマホを使うことも必要ですから、ウィルスや詐欺などのリスクが低く、落としたり無くした時の被害が少ない、安全で安心できるものを子供用のスマホとして選びたいですね。
子供用のスマホはiPhoneがおすすめ
パソコンにWindows とmacOS があるように、スマホにはAndroid と iOSがあります。
これはオペレーティングシステム(OS )といい、アプリや接続機器を使うための基本となるソフトウェアで、これが異なると機能や使い方が大きく違います。
iOS を開発したのはApple社で、iPhone 、iPad iPod などのApple 社製品で使われています。
一方、Android は検索エンジンで有名なGoogle社が開発し無償で提供されており、格安スマホでは各社がカスタマイズしたAndroid が使われています。
それぞれ長所短所がありますが、安心安全という視点で見ると主に以下になります。
iOSの特長
- Apple社がコードを公開していない事から悪用されにくく、ウイルス感染率も低い。
- App StoreにあるApple社が安全性を確認したアプリしか使用できない。
- iPhone(機器)とiOS(OS)の両方をApple 社が開発しているので、各々の相性で問題が起こる可能性が低い。
- Apple 社がiOS のアップデートをすればユーザーに直接通知されるので、早く確実にアップデートできセキュリティが高い。
- iTunesでパソコンへバックアップする事でアプリも含め完全な復元ができる。
- iPhoneを無くした時に探す機能がある。
- 親が13歳未満の子供のアカウントを作成し、アプリのインストール・課金のチェックをすることができる。(ファミリー共有)
Androidの特長
- Googleがコードを公開している事から悪用されやすく、ウイルス感染に注意が必要。
- Google Play以外のアプリを使用することができ、有害なプログラムに注意が必要。
- Google社がOSのバージョンアップをしても、各メーカーはカスタマイズした部分への対応によりアップデートが遅かったり、アップデートされない場合がある。
- 様々なメーカーが製作しているので、メーカーごとにバックアップの方法が異なる。
まとめ
OSのアップデートは、新機能の追加だけでなく脆弱性(セキュリティ上の弱点)の修正が含まれるので、できるだけ早く新しいバージョンにアップデートすることが大切です。
その点iOSのアップデートは古いモデルも対象になっているので、iPhoneは長期間安心して使えます。(iOS11のアップデートは2013年9月発売のiPhone5sまで対応)
但し、Android が危険でダメということではありません。android スマホで良いものもありますし、正しく使用すれば問題ありません。
しかし子供が使うことを考えると、上に挙げたiPhoneを探す機能やファミリー共有と合わせて、iPhoneは子供が安心して使えるスマホだと思います。
この様な機能はTONE(TSUTAYAが提供している格安SIM+スマホ)でも可能ですが、iPhoneはiOSがこれらの機能を実現しているので、AppleストアでSIMフリー版を購入すれば、自由に回線を選ぶことができます。
我が家の子供はiPhoneを格安SIMで使っています。
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iPhone を探す
iPhoneを置いた場所を忘れたり、落としてしまった時に、アプリを使ってiPhone を探す事ができます。
方法は2つあり、
- iPhone から音を出す
- 場所を地図に表示する
です。
家の中などで探す時は 1 (普通は電話かけますけどね)、落としてしまった時は 2 が有効です。
落としてしまったときは拾った人に悪用されない様に、紛失モードというのがあります。
紛失モード
家の外で無くしてしまったときの、iPhone を悪用されないための機能です。
iPhone をロック
操作できない様にロックして、ロック画面に連絡先の電話番号を入れたメッセージを表示できます。
親切な人が拾ってくれれば、直接あなたに電話をかけてくれます。
位置情報を追跡
過去24時間にあった場所を表示します。
iPhone のデータを消す
パソコンなどから遠隔操作して、iPhone を購入時(工場出荷時)の状態に戻す事が出来るので、iPhone内にある自分の個人情報などを削除できます。
iPhoneが無事に戻ってきたら、iCloudのバックアップから元の状態に戻せるので、ためらうことなくデータを消去できますね。
アクティベーションロック
「iPhoneを探す」をオンにすると、拾った人がiPhone を使ったり、売ったりできない様になります。
あなたのApple IDとパスワードを入力しない限り、「iPhoneを探す」をオフにしたり、データを消去したり、アクティベートすることができないので、悪用されるリスクが減ります。
iPhone、iPad、iPod touch を紛失したり盗まれたりした場合
ファミリー共有で子供のiPhone を管理する
親が子供のApple IDを作り家族のグループに追加すると、13歳未満の子供も自分のApple IDを持てる様になります。
※ 親がApple IDを持っている必要があり、グループには家族6人まで登録できます。
これにより、
- アプリのインストール、課金(購入)は親の承認が必要(初期設定はオン)
- 子供のiPhone からアクセスできるコンテンツを制限できる
- 子供がなくしたiPhone を親が探すことができる
- iPhone を持っている子供の居場所がわかる
という事ができます。これで安心して子供にスマホを使わせる事ができますね。
その他にも、iTunes/iBooks/App Storeから購入したコンテンツ、写真アルバムやカレンダーを共有することもできます。
まとめ
iPhoneは、
- 悪用されにくくウイルス感染率が低い。
- App StoreにあるApple社が安全性を確認したアプリしか使用できない。
- iOS のアップデートはユーザーに直接通知され、早く確実にアップデートできセキュリティが高い。
- iTunesでパソコンへバックアップする事でアプリも含め完全な復元ができる。
- iPhoneを無くした時に探す機能がある。
- ファミリー共有で、子供のスマホのアプリのインストール・課金のチェックをすることができる。
ということで、我が家の子供用のスマホにしました。
iPhoneの新機種が発売になると古い機種の値段が安くなり、アップルストアで購入するiPhoneはSIMフリーなので格安SIMが使えます。
この2つの組み合わせでコストを安く抑えて、子供用スマホとしてiPhoneを検討してみてはいかがでしょうか。