*** 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています ***

安くて便利なシリコンスプレー おすすめの使い方と5つの注意点

2020年11月17日

スポンサーリンク

友人から、シリコンスプレーって便利だよ と聞いたので使ってみました。

確かに便利でしかも安い!200円以下で買えるものもあります。でも使い方を間違えると、怪我や電気製品の故障などを引き起こす事があるので、注意が必要です。

実際に使ってみて、良かった事・注意点などを紹介します。

シリコンスプレーとは

シリコンとシリコーン

同じ様にみえて実は違うもの。

シリコンスプレーに使われているのは、後者のシリコーンです。

シリコン(silicon ケイ素)は半導体の材料などに使われるもので、シリコーン(silicone )はシリコンを元にして造られた化合物です。

シリコンスプレーを吹き付けるとそこにシリコーンの膜ができて、滑りが良くなります。

その他にも、

  • 無色無臭
  • はっ水性がある(水をはじく)
  • 耐油性、耐熱性に優れる
  • 安全性が高い

という特長があり、調理器具・雑貨・化粧品などにも使われています。

潤滑油(オイル)やグリスの様に匂ったりベトつきません。

シリコンスプレーには無溶剤、石油系溶剤といったタイプがあり、樹脂や化学繊維など材料によっては石油に溶けてしまうので、使用できるものをきちんと確認してから使いましょう。

今回私が試したのはこちらの無溶剤タイプのスプレーです。

使用する際の5つの注意点

1.直接吸い込まない

スプレーしたときにガスが跳ね返る事があります。スプレーは出来るだけ屋外でやり、それを吸い込まない様にしましょう。

2.火気厳禁

高圧ガスを使っているので、火と高温に注意が必要です。

3.床を保護する

床に着くと、とても滑り易くなり危険です。できるだけ直接スプレーするのではなく、ティッシュや布にしみこませて塗るように使った方がいいです。

スプレーを吹き掛けたときに周囲に飛び散る事があるので、床に新聞紙を敷くなど必ず保護しましょう。

もし床に着いてしまったら雑巾にクレンザーを付けて拭くと、かなり滑りがおさまります。

雑巾で拭く時にも、シリコーンを拡げない様に注意しましょう。

4.自転車に使うときは注意 リムにつかない様に!

ブレーキは摩擦力を使っているので、ここに付着するとブレーキが効かなくなってしまいます。

汚れ難くするために自転車にスプレーしてリムに付着してしまうと、ブレーキシューで挟んでも滑ってしまいます。

絶対にリムとブレーキシューに使ってはいけません。

5.電気製品・光学製品に使わない

シリコーンが電気製品に付着すると、その動作熱でシロキサンという物ができます。シロキサンは電気を通さないので、電気の接点・スイッチ・プラグなどが動作不良を起こして故障してしまいます。

またシロキサンがレンズに付着すると、曇ってしまうことがあります。

電気製品・光学製品に使ったり、そばでスプレーしない様にしましょう。

シリコンスプレーを絶対に使ってはいけないところ

すこし繰り返しになりますが、絶対に使っていけないところがあります。

床にシリコンスプレーが付くと、簡単に滑って転んでしまいます。
最悪の場合、後ろに倒れて頭から落ちて死んでしまいます。

・絶対に床に付かない様に使う
・床に付着したらクレンザーなどを使って滑らないようにする

ブレーキ

・自転車のブレーキ、タイヤのリム
・自動車のブレーキディスク、ドラムブレーキ

などにシリコンスプレーが付着すると、ブレーキが利かなくなります。

車や自転車がブレーキが利かずに止まれなくなると、大事故になります。

絶対にブレーキ部分にシリコンスプレーを使ってはいけません!

水をはじく(防水スプレーの代わりに使う)

防水スプレーの代わりに使ってみます。

傘やレインコート

傘にスプレーしてみました。左の赤枠がスプレー無し、右が有りです。

無しは水が玉になって傘に付着していますが、スプレーした方は流れ落ちて水が付いていません。

きちんと水をはじいています。

シリコンスプレーの効果を傘で確認

服・手袋・靴は防水スプレーを使った方が良い

服や手袋、靴といった通気性が必要なものには、シリコンスプレーは適しません。シリコーンの膜を作ってしまうので通気性が損なわれてしまいます。

これらにはフッ素系の防水スプレーを使いましょう。

私はまだ使っていませんが、以下の物が良いみたいです。

衣類や布用のフッ素系防水スプレーです。

スニーカー用として発売されていなすが、革、スエード、ヌバッグ、合成皮革などにも使うことができます。

服、革靴用です(起毛革もOK)

スエード用はこちら

滑りやすくする

引き出し

最近の棚の引き出しにはローラーを使ったものが多いですが、昔のは木と木で滑らせるものがあります。

この動きが悪くなったところにスプレーして動きが滑らかになりました。

引き出しにシリコンスプレー

マウス

マウスの滑りが悪くなったらティッシュにスプレーして、滑らせる面を掃除すると滑らかに動く様になりました。

マウスにシリコンスプレー

椅子

ダイニングチェアの動きが悪くなって床を傷つけるので、百均で買ったカバーを足に付けています。でも動きがちょっと渋いので、このカバーにスプレーしてみました。

椅子に付けた靴下にシリコンスプレー

でも動きは今一つ。床にシリコーンが付いてしまう感じで床が滑るのでちょっとお勧めできません。

フェルトのパッドを試してみようと思っています。

関連記事:フローリングを傷つけない様に椅子を滑りやすくする WSKTOP-JPのフェルトパッド

食器棚のドア

食器棚のドアに隙間をふさぐパーツが付いているのですが、動きが硬く強めに閉める必要があったのですが、この接触部分に塗って軽く締まるようになりました。

食器棚の上側にシリコンスプレー
食器棚の真ん中にシリコンスプレー

ハサミ

ティッシュに染み込ませてハサミの刃を掃除する様に塗ります(手を切らない様に注意!)

動きがスムーズかつ切れ味が良くなりました。

はさみにシリコンスプレー

まとめ

今のところ使ってみて良かったのは傘の防水、マウス・引き出し・棚の扉、ハサミの滑りです。その他にもファスナー、襖・障子の滑り、ベビーカーのタイヤなどにも有効な様です。

使う上で注意しなければならないことがありますが、200円だったのでそれなりの価値はありました。

先端についていた細いノズルは、収納場所がなくいつの間にか無くなってしまいましたので、ノズルを蓋に収納できる呉工業のシリコンスプレーも評判が良いのでこちらを使ってもいいですね。