フロントハイトスピーカーでDolby ATMOS(ドルビーアトモス)を試してみた
2年前に買った我が家のAVレシーバー(DENONのAVR-X2400H-K)は Dolby atmos / DTS:X 対応。
7.1chサラウンドで使ってましたが、Dolby atmos に興味がわいてきたので、5.1.2chをやってみることに。
でもトップスピーカーを付けるの難しいんですよね。
どうしようか悩んだ挙句、まずは「フロントハイトもどき」でATMOS体験したところ、「上から」というよりは「前の上の方」から聞こえる感じになりました。
Dolby ATMOS用のスピーカーを取り付ける3つの方法
Dolby atmos(ドルビーアトモス)は「イマーシブ(没入型)サウンド」とも呼ばれ、従来の平面的なサラウンドだけでなく立体的な音場を体感できるフォーマットです。
この「立体的」を実現するために「上からの音」を加えます。
使用するAVアンプにもよりますが「上からの音」を出すスピーカーは、
- トップスピーカー
- イネーブルドスピーカー
- フロントハイトスピーカー
のうち、どれかが必要になります。
トップスピーカー
5.1.2chのトップスピーカー取付位置は、Dolbyのwebサイトで下図の様に示されています。
天井にスピーカーを埋め込むのは難易度が高くて、自分では取付できそうにありません。
なので天吊り金具でスピーカーを天井に取り付ける事になりますが、落ちると危ないのでしっかり固定する必要があります。
イネーブルドスピーカー
上向きの特殊なスピーカーで、フロントスピーカーの上に置いて音を天井に反射させ、トップスピーカーの様な音を再現。
ONKYO / DENON / SONY などが販売していて設置は一番簡単ですが、天井でどの程度上手く音が反射してくれるのかが気になります。
↓こんなやつです
サラウンドに使っているスピーカーを、イネーブルドスピーカーもどきにしてみたところ、今ひとつでした。
関連記事:イネーブルドスピーカーもどきでDolby ATMOSの効果を比較してみた
フロントハイトスピーカー
フロントスピーカーの真上、できるだけ天井に近い高さでリスニングポイントに向けて取り付けます。
普通のスピーカーを使いやすい方法です。
スピーカーをフロントハイトに設置する
天井にスピーカーを固定する前に、まずはフロントハイトに設置してどんな雰囲気になるのか試してみます。
我が家のテレビ台は天板があるタイプなので、かさ上げして天井近くにスピーカーを置いてみます。
スピーカーは今までサラウンドに使ってたもので、フロントスピーカーの真上ではないけど気にせずw
サラウンドバックに使ってた、数年前に自作したJVCのウッドコーンスピーカーキットをサラウンドスピーカーに変更。
こんな感じに本棚の上とかに置いてます(笑)。
Dolby ATMOSのテスト画像を入手して聴いてみる
Dolbyのwebサイトにテスト用画像が2つあるのでダウンロードします。
- LEAFトレーラー(dolby-atmos_leaf.mp4)
木の枝から葉っぱがクルクル回りながら落ちて、水面に着地(59秒)。 - AMAZEトレーラー(dolby-atmos_amaze.mp4)
山の中で、雨が降って雷が鳴ります(68秒)。
ダウンロードしたらUSBドライブにコピーして、windows10ノートパソコンで再生。
(BDプレーヤーとかで再生できるみたいですが、我が家にはなかった(涙))
聴いてみると、やはり「上から」というよりは「前の上の方」から聞こえる感じですね。
動画配信サービスに契約していたら、対応作品で確認してみるのもいいでしょう。
まとめ:前の上の方から聞こえる感じ
フロントハイトスピーカーを使って5.1.2chのDolby ATMOS対応にしてみたところ、「前の上の方」から聞こえる感じになりました。
トップスピーカーにすると、もっと違うんですかね!
下の天吊り金具でトップスピーカーを取り付けて、映画を見たらどうなるか確認してみたいな~と思っています。
2021.06.14追記
天井にスピーカーを付けてみました。
やっぱりトップスピーカーの方が良いですね〜。
関連記事:やっぱりDolby Atmosは天井スピーカーが最高!我が家の天井スピーカーの取付方法