老人の詐欺対策はキャッシュカード解約と電話機変更から始めよう!

2019年6月26日

高齢の両親が二人で暮らしていると、オレオレ詐欺や振り込め詐欺にだまされないか不安ですよね。

自分の両親はしっかりしていたから大丈夫! と安心していてはいけません。
しっかりしていた両親も、高齢になると変わっていきます。

実は私の母が、警察を名乗った詐欺にあってしまいました。
幸いにもお金を取られるまでにはいきませんでしたが、きちんと詐欺対策していなかったことを後悔しています。

心配しているだけで何もしないと、だまされてしまうかもしれません。
両親を詐欺から守るために、すぐにできることをやりましょう!

捜査に来て頂いた警察の方から、「一度被害にあうと詐欺グループに引き続き狙われるので、気を付けてください」と、すぐにできることをアドバイス頂きました。

それは次の2つです。

  1. ATMで「引き出し」と「振り込み」ができない様に、キャッシュカードを解約する。
  2. 「通話の録音」「着信拒否」などができる、迷惑電話対策機能付き電話機を使う

ATMで「引き出し」と「振り込み」ができない様にキャッシュカードを解約する

政府の広報オンラインで、最近の詐欺の手口として「キャッシュカードを手渡し、暗証番号も伝えてしまう」と注意を呼び掛けています!!
参考:やらなくちゃ!防サギ(政府広報オンライン)

銀行や郵貯の窓口でお金を引き出すときは、詐欺対策として本人確認書類の提示が必要になっているので、詐欺師はATMでお金を引き出すために、

  1. キャッシュカード(または通帳)
  2. 暗証番号

の2つを盗み出そうとするんですね!

昔は「通帳」と「印鑑」でお金をおろしていたので、「通帳と印鑑を渡すとお金を盗られる!」という感覚はあっても、

  • ATM
  • キャッシュカード
  • クレジットカード

をあまり使ったことがない高齢者は、カードと暗証番号を渡してしまう危険があります!

キャッシュカードを解約して、通帳と印鑑でしか「振り込み」「引き出し」をできない様にしましょう!

【注意】
郵貯の場合、キャッシュカード申し込み時の申請によっては通帳暗証番号ATMでの引き出し振り込みができてしまいます。

「通話の録音」「着信拒否」などができる迷惑電話対策機能付き電話機を使う

音声(声紋)によって個人を特定する技術が警察の捜査で使われています。

参考:科学警察研究所 情報科学第三研究室

そのため詐欺師は自分の声を録音されるのを嫌い、詐欺電話の際に「会話を録音する」というアナウンスが流れると電話を切ってしまうケースが多いそうで、その様な迷惑電話防止機能がある電話機の使用を勧められました。
あらかじめ相手に「この通話は録音するよ!」と伝えることがポイントです。

最近は、迷惑電話防止機能がある電話機が色々とあるんですね。
早速Panasonicの VE-GD56DL-N という電話機を購入しましたが、ちょっとディスプレイが小さくて両親には見難くかった様なので、下のディスプレイが大きいタイプの方が高齢者にはおすすめです。

取扱説明書を見て設定をしましたが、高齢者が自分で設定するのは難しそうです!
実際、両親が使っている電話機には「非通知着信拒否」機能がありますが、設定されていませんでした。
⇒まずはこれを設定しておくことが肝心です!

購入した新しい電話機は、以下の着信を拒否する設定をしておきました。
「拒否する」に設定すると、相手に決められたメッセージが流れます。
※これらの機能を使うには、ナンバーディスプレイの契約が必要です。

機能 設定の流れ 呼び出し音がならない着信
非通知着信 【機能】#184【決定】「拒否する」 電話番号が非通知
公衆電話着信 【機能】#186【決定】「拒否する」 公衆電話
表示圏外着信 【機能】#187【決定】「拒否する」 海外からなどの番号表示圏外
「0120・0800」着信 【機能】#190【決定】「拒否する」 「0120」「0800」で始まる番号

「表示圏外着信」は詐欺や迷惑電話の確率が高そう

「表示圏外着信」は、国際電話・アナログ方式携帯電話・新幹線の列車公衆電話などの通話の時に表示されます。
今どき携帯電話を持っていない大人はほとんどいないので、これは詐欺や迷惑電話の確率が高そうです。
着信拒否にしておきましょう。

迷惑防止機能の設定

迷惑防止機能は、電話機本体の専用ボタンの長押しでON/OFFを切り替えられます。

迷惑防止ボタン

でも上記の着信拒否を設定していないと呼出音が鳴ってしまうので、着信拒否を設定しておくのがおすすめです。
電話帳に登録している番号からの着信には「迷惑防止機能」は働かないので、家族や知り合いをあらかじめ登録しておくと良いですね。

迷惑防止機能をONにすると初期設定では、

  1. 電話がかかってきて呼出音が鳴る前に、「この電話は迷惑電話防止のために録音されます。ご了承ください。」というメッセージを相手に流す。
  2. 呼出音と「迷惑電話にご注意ください」のメッセージが交互に6回が流れる
  3. 電話に出たら、通話を開始して約2秒後から録音される
  4. 電話に出ない時は、留守録または「かけなおしてください」のメッセージを流す

となります。
※ 詳しくは取扱説明書をご覧ください。

これらの設定と合わせて、自分の家族など必要な人の電話番号を電話帳に登録して、実家に設置しました。

まとめ

高齢の両親を詐欺から守るために、まずは簡単にできる次の2つをやることをおすすめします。

◆ATMで「引き出し」と「振り込み」ができない様に、キャッシュカードを解約する。

◆「通話の録音」「着信拒否」などができる、迷惑電話対策機能付き電話機を使う
着信拒否の設定や電話帳の登録を行ってから実家に持って行けば、電話機を接続してすぐ使うことができます。

自分が子育てに忙しくしている間、気が付くと両親はいつの間にか高齢になっています。
高齢になった親は自分(子供)が守らないといけない と最近つくづく感じます。

高齢者は詐欺だけでなく悪質商法にも狙われやすいので、悪質商法対策もこれから考えようと思っています。