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エレキギターとアンプのノイズ対策はケーブルと電源から始める

2019年3月21日

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エレキギターのノイズ対策をいろいろ調べると、ギターのピックアップを変えるとか内部をシールドする方法が紹介されていますが、電気に詳しくないと簡単にはできないですよね。

ギターアンプから出るノイズの原因は大きく分けて、

  1. 空間を飛んでいる電磁波をギターやケーブルが拾う
  2. 電源ラインのノイズが音に影響する

の2つで、ギターの内部をシールドするというのは、1番目の対策の一つです。

でもそんなことをする前に、私が試してみて効果があった簡単な方法を紹介します。

それは、

  • ノイズを拾いにくいギターケーブルを使う
  • アンプとエフェクターの電源にノイズフィルターを使う

です。

エレキギターのアンプから聞こえるノイズの主原因は「電磁波」と「電源ノイズ」

ギターアンプにノイズが入ると、 ”ジー”とか ”ブー” という音が出てしまいますね。

ノイズが出る主な原因は、

  1. ギターやケーブルが電磁波を拾って、インプットジャックからノイズが入る
  2. 100V電源のノイズがギターアンプやACアダプタを使っているエフェクターに入る

の2つです。

そのため、

  1. ギターやケーブルが電磁波を拾わないようにする
  2. 100V電源のノイズを減らす

というのが、基本的な対策になります。

「電磁波」の対策はシールドケーブルから

ギターから出る電気信号は、ギターアンプで増幅して大きな音にしていますよね。
このギターからの信号に「電磁波」によるノイズが混ざると、ノイズもアンプで増幅されて大きな音で聞こえてしまいます。

ディストーションなどの歪み系エフェクターは入力された信号を増幅して音を歪ませる仕組みなので、「ディストーションをかけるとノイズが大きい」という経験も多いと思います。

電子機器は多かれ少なかれ「電磁波」というものを出していて、これが大きいと「テレビが映らない」とか「電子機器が誤動作する」という「電磁波障害」というのが発生するのですが、人体に障害を与える恐れもあり、それを防ぐためにVCCIという規格で規制されています。

ギターのケーブルは「シールド」と呼ばれることもある様に、この「電磁波」の影響を受けにくくするための「シールド」が付いているケーブルになっています。
しかし、この「シールド」がきちんと機能していないと、「電磁波」を拾いやすくなってノイズが発生してしまうのですが、あるレベル以上のちゃんとしたケーブルを使えばこれを防ぐことができます。

私はVital Audio VA IIというシールドを15年位前から使っていますが、これを使い始めた時は音の抜けがとても良くなってビックリしました。

Vital Audio VA2

少なくとも、下の CARNA か BELDEN あたりを使うのがおすすめです。

でもシールドケーブルは簡単に自作できるので、はんだ小手を使える方は自作にチャレンジしてみるのも良いと思います。
購入するより安くできますし、色々なケーブルを試すのも簡単です!

関連記事:エレキギターのシールドケーブルを自作 モガミ2534とNEUTRICプラグ

「電源ノイズ」の対策はノイズフィルタを使う

スタジオやライブハウスの100Vの電源には多少なりともノイズが含まれています。
それは元々あるものだけでなく、そこに接続している機器(例えばアンプとかキーボードなど)から発生するものもあります。

電源にノイズが含まれていると、

  • 電源からアンプにノイズが侵入して、音にノイズが入る
  • エフェクターのACアダプタにノイズが入って”ブー”という大きなノイズが出る

ということになってしまいます。

この様なノイズが出ている場合は、電源にノイズフィルタを使うと格段にノイズが減り、アンプから出てくるギターの音が良くなります。

良い音でオーディオを聴くためにノイズフィルタを電源に入れるのと同じですね。

テーブルタップとノイズフィルタが一緒になっているものを準備して、これにアンプとエフェクターの電源をつなぎます。
私はFURMANのSS-6Bを使っていますが、MarshallのアンプにRAT2(古い?)をつないで歪ませてもほとんどノイズが出ず、カッティングの音は格段に良くなりました。

まとめ

エレキギターのノイズ対策として、

  • 良いケーブルを使う
  • アンプやエフェクターのACアダプタに電源フィルタを使う

を試してみましょう。
これでもノイズが減らない時は、ギターの対策をしたりHUSHなどのノイズゲートを使うことを考えれば良いと思います。