自宅でWi-Fiを使う簡単な方法 買ってきてつなぐだけ! 

2018年8月23日

自宅でWi-Fiができたら、速度は早いし通信容量を気にしなくていい、とっても快適になります。

先日、友人に相談されて無線LAN(Wi-Fi)ルーターを家に付けてあげたら、

「えっ、そんなに簡単にできるの!」

とびっくりしていたので、その方法をご紹介したいと思います。

フレッツ光などで既に自宅でインターネットができる環境なら、Wi-Fiを使えるようにするのはとっても簡単。

我が家ではこれでスマホ代を節約しています。

2009年以前の古い無線LANルーターを使っていたら、最新のものに交換(追加)すると通信速度が向上する場合があるので、見直してみるのもいいですね。

前半で簡単な方法を、後半でちょっと詳しい説明をします。

※以下の内容は、NTTまたはauの回線を使ったインターネットプロバイダ契約を想定しています。
※固定回線を契約されていない方は、こちらの様なモバイルルーターを契約する事で通信料金を節約できる場合があります。
 参考:超速モバイルネットWiMAX 2+

事前のチェック

家の中にある、インターネットへの接続口を確認します。

パソコンなどのLANケーブルが接続されている機器を見てみましょう。

LANの接続口が複数ある場合・・・Wi-Fiは簡単!

下図赤枠の様に、有線LANケーブルの接続口がLAN1、LAN2・・・と複数あると、パソコンでの設定なしで一番簡単な方法でWi-Fiが使えるようになります。

ひかり電話を使っていたり複数の機器で有線LANを使っていれば、まずこの状態になっています。

この機器を以下ホームゲートウェイと呼びます。

※ケーブルテレビでインターネットを行っている場合は、ケーブルテレビ会社の取説等の指示に従ってください。

ホームゲートウェイの背面端子接続部

LANの接続口が一つだけの場合・・・ちょっと設定が必要

家のパソコン1台だけでインターネットをしている場合は、もしかしたらLANの接続口が一つかもしれません。このときはパソコンで無線LANルーターの設定が必要になります。

無線LANルーターを導入すると、Wi-Fiだけでなくプリンタなど複数の機器を接続することができるようになります。

この機器のことを、ADSL回線ではモデム、光回線ではONU(光回線終端装置)いいますが、ここでは以下ONUと呼ぶことにします。

※マンションなどの集合住宅では壁にLAN端子が付いていることがあります。この場合はそこまでにルーターが設置されている場合がありますので、その取説などの指示に従って下さい。

ONUのLANケーブル接続部

無線LANルーターを購入する

無線LANルーターには色々な機能がありますが、事前チェックでLANの接続口が、

  • 複数の場合:「ブリッジ(BR)モード)」または「アクセスポイント(AP)モード」
  • 一つの場合:「ルーター(RT)モード」

という状態で使用します。

そのため無線LANルーターを購入する際に、この設定を本体のスイッチでできるものを選ぶことで、設置が簡単になります。

最近のモデルでネット上の評判が良いのはこちらですね。

Amazonリンク NEC Aterm WG2600HP2

これはNECのハイエンドモデルで、

  • Wi-Fiの接続機器が多い
  • インターネットの回線速度が速い

もう少しお手軽な価格だとこちらです。

Amazonリンク NEC Aterm WG1200HP2 PA-WG1200HP2

インターネットの回線速度が100Mbps程度で、夫婦でWi-Fi使うぐらいでしたらこちらで十分です。

どちらも後述する

  • IEEE 802.11ac
  • MU-MIMO
  • ビームフォーミング

という、Wi-Fiの高速通信機能に対応しています。

ホームゲートウェイに無線LANルーターを接続する

我が家で使っているAterm WG1200HS(NEC)を例にして説明します。

Wi-Fiルーター-AtermWG1200HS

ブリッジ(BR)モードに設定する

LANケーブル接続口の右側にあるmodeスイッチを「BR」に設定します。

AtermWG1200HSのLAN端子

Wi-FiルーターのMODEスイッチ

※上のmodeスイッチはRT/BRの切り替えですが、RT/BR/CNVになっている場合も「BR」に設定します。「CNV」は中継機/Wi-Fi子機で使うモードです。

LANケーブルでホームゲートウェイと無線LANルーターをつなぐ

無線LANルーターのWAN端子と、ホームゲートウェイのLAN端子を、付属のLANケーブルで接続します。

ホームゲートウェイのLAN端子はどこに挿しても大丈夫です。

WG1200HSのWAN端子は一番左側です。

Wi-FiルーターのWAN端子

AtermWG1200HSのWAN端子

無線LANルーターの電源を入れる

付属のACアダプタを本体に挿し、100Vのコンセントをつなぎます。

Wi-Fiルーターに電源を接続

本体のPOWER LEDが点灯し、しばらくすると本体の「ACTIVE」「2.4GHz」「5GHz」のLEDが点灯します。

「ACTIVE」が橙色に点灯していればBRモードになっています。(Aterm WG2600HP2/1200HP2 も同じ)

AtermWG1200HSのBRモードLED

これでWi-Fiのアクセスポイントができました。

次はスマホでここに接続します。

Wi-Fiでスマホを無線LANルーターに接続する

無線LANルーター本体裏側のラベルにWi-Fiでアクセスするための情報が記載されているので、これを見ながらスマホのWi-Fiを設定します。

必要なのは「SSID」と「暗号化キー」で、SSIDは接続ポイントの名前、暗号化キーはパスワードです。

デュアルバンドなので、2.4GHzと5Ghzの2つのSSIDがあります。

AtermWG1200HSの背面ステッカー

スマホのWi-Fi設定画面を開くと、利用可能なネットワークのところにSSIDがいくつか表示されるので、ラベルに書かれているのと同じSSIDを探します。

スマホが5GHzと2.4GHzの両方に対応している場合は両方表示されるので一つずつ設定します。暗号化キーはどちらも同じです。

SSIDをタップします。

スマホでSSIDを選択

暗号化キーを入力して接続をタップします。

スマホで暗号化キーを入力

接続済みと表示されればOKです。

スマホでWi-Fi接続できた状態

早速スマホからインターネットに接続できるか確認しましょう。

ダメな場合はSSIDと暗号化キーが正しく入力されているか確認して下さい。

暗号化キーは大文字と小文字をきちんと区別して入力します。

ONUに無線LANルーターを接続する

ホームゲートウェイに接続する場合との違いは、

  • ルーター(RT)モードにする。
  • パソコンをつないでユーザー名とパスワードを設定する(PPPoE)

ことです。

今パソコンでインターネットを使用していれば、最初にPPPoEをパソコンで設定していると思います。

手順としては、

  1. 無線LANルーターをRTモードにして、WAN端子とONUのLAN端子を接続する。
  2. 無線LANルーターの電源を入れて起動する。
  3. 無線LANルーターのLAN端子にパソコンを接続し、PPPoEの設定を行う。

これが正しくできれば、Wi-Fiのアクセスポイントができます。

PPPoEの設定方法は、無線LANルーターの取説や、プロバイダのホームページに詳しく書かれています。

WG2600HP2はこちら

ここまでのまとめ

自宅にホームゲートウェイがあれば、Wi-Fiを追加するのは難しくありませんでしたね。

実はルーター(RT)モードでもインターネットをするだけなら使えるのですが、家の中でプリンタやその他の機器もLANにつないでいるときに不具合が起こることがあります。
専門的な知識がない方はブリッジモード(BR/AP)で使用してください。

Wi-Fiの技術は進化していきますので、それに合わせて無線LANルーターを定期的に更新していくのが良いと私は思っています。

最近の光回線契約ではホームゲートウェイにWi-Fi機能が付いているので特に自分で追加する必要はありませんし、有線LANもほとんど1Gbps(1000Mbps)なので家庭内でも高速通信が可能です。
今回ご紹介したAterm WG2600HP2/1200HP2も有線LANは1Gbps対応していますので、LANケーブルはカテゴリー5eまたは6を使ってください。

10年位前はインターネット回線が100Mbpsだったこともあり、ホームゲートウェイはWi-Fi無しで有線LANも100Mbpsでした。その頃に光回線契約をされた方は、これらを導入しても単純に1Gbpsの恩恵を受けられませんが、

  • 今後ギガプランへの変更を考えている
  • ホームネットワークだけは1Gbpsで構築したい(やり方によっては可能です)

という場合は有線ギガ対応の無線LANルーターを選定しましょう。

(お願い)

本内容は、NTTまたはauの回線を使ったインターネットプロバイダ契約を想定しています。CATVやWimaxなどを使用されている場合は、そちらの取説等を参考に設定してください。

本内容は全てのケースでWi-Fi接続を保証するものではありません。実施する場合は自己責任にてお願い致します。

 

Amazonリンク NEC Aterm WG2600HP2

Amazonリンク NEC Aterm WG1200HP2 PA-WG1200HP2

ちょっと詳しい説明

LAN/WAN

LANとは「Local Area Network」の略です。

Local : 局所的な

Area:区域

Network:ネットワーク(回路網)

なので、ご家庭では「家の中でパソコンや周辺機器、デジタル家電機器、モバイル機器などを繋ぐこと」と覚えておけば良いでしょう。家庭内LANを「ホームネットワーク」と言います。

これに対して家の外側の世界とつながったネットワークをWAN(Wide Area Network)といいます。

無線LAN(Wi-Fi)と有線LAN

家庭内LANを構築するときの機器のつなぎ方で、

  • 線(LANケーブル)でつなぐ:有線LAN
  • 電波で繋ぐ:無線LAN

です。

無線LAN=Wi-Fi と思っていて普通は大丈夫です。

有線/無線LANそれぞれに規格があり、その規格によって通信するときの速さが異なります。

有線LANの規格

1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-T の3つが主流です。

昔はBNCケーブルを使ったりしましたが、現在では一般的に言うLANケーブルを使って接続します。

1000BASE-Tは1Gbpsとかギガビットと呼ばれることも多いです。

LANケーブルにはいくつか規格がありますが、これら使うのであればCAT6(カテゴリー6:1Gbps対応)が良いと思います。

10GbpsのCAT7(カテゴリー7)は、まだ10Gbps対応機器も少なく高価なのでもう少し待った方がいいでしょう。

ホームネットワークを1Gbpsで構築すると快適ですよ!

無線LANの規格

IEEE802という国際規格で規定されており、使用する電波の周波数は2.4GHzと5GHzの2つがあります。

  • 2.4GHz:障害物に強く屋内外で利用できるが、電子レンジなどの家電製品の影響を受けやすい。
  • 5GHz :障害物に弱いが家電製品の影響を受けにくい。屋内のみで使用できる。

規格の末尾をとって11nとか11acというように呼ばれ、カタログなどでは「11a/g/n/ac 対応」などと書かれます。

11acでいくつかの新技術が採用され通信速度は飛躍的に向上しましたが、これを活用するには送り側(無線LANルーター等)と受け側(スマホなど)の両方が対応する必要があります。

規格 最大通信速度 周波数
IEEE802.11a 54Mbps 5GHz
IEEE802.11b 11Mbps 2.4GHz
IEEE802.11g 54Mbps 2.4GHz
IEEE802.11n 300Mbps 2.4G/5GHz
IEEE802.11ac 6.9Gbps 5GHz

ルーター

家のパソコンやDVDレコーダーなどのデジタル家電からインターネットに接続するときには、その中継役を果たすものが必要になります。

インターネットを使うときに大事なのは、

  • 家の中のどの機器からもインターネットを利用することができる。
  • 家の中の情報がインターネット上に漏洩しないようにする。
  • 外部からの不正なアクセスを遮断する

ことで、その役割を果たすのがルーター(ブロードバンドルーター)です。

フレッツ光などで既に自宅でインターネットができるときは、すでにルーターが自宅(マンションの中を含む)に存在しています。

新たに無線LANルーターを自宅に追加してWi-Fiを行うときに、ルーター機能を有効にするとルーターが2つになって問題が出る場合があるので、詳しくない方はルーター機能を無効にしてアクセスポイントとして使う方が無難です。

無線LAN ルーター

上記の「無線」「LAN」「ルーター」の機能を持つ機器です。有線LAN接続もできるものが多いです。

モデム/ONU/ホームゲートウェイ

自宅にインターネット回線をひくと家までは光ファイバーか電話回線が来るので、これをパソコンなどで使うLANケーブルにつなぐたに変換する機器が必要になります。

これをモデムとかONU(光回線終端装置)といいます。

ホームゲートウェイは、

  • ルーター機能
  • 電話機を繋いで音声通話をする機能
  • モデム・ONUの機能

が統合された物を指す場合が多いです。

ホームゲートウェイとONUを介したインターネット接続

MIMO(Multiple Input Multiple Output)

複数のアンテナを使ってデータを同時に送ることにより無線通信を高速に行う技術で、11nで採用されました。

アンテナの数か多い方が通信が安定します。

但しスマホやパソコンなどの端末と1対1で通信するため、接続する端末が2台以上になると順番に相手を切替えて通信するので、端末側で待ち時間が発生します。

MU-MIMO

MIMOが1対1で通信するのに対し、これは複数の端末と同時に通信できるようにして端末側の待ち時間を無くし通話を速度の低下を防ぐ機能で、11acで採用されました。

3~4人家族などで複数の機器を同時に無線LANに接続する際に効果を発揮します。

ビームフォーミング

スマホなどの端末の位置に合わせて、最適な電波を出して通信速度を向上させる機能です。

無線LANルーターがビームフォーミング用の信号を送信して、スマホなどの端末の応答からおおよその位置を把握します。

そして2つの電波を使って端末の位置で電波が重なり合うようにすることで、今まで電波が届きにくかった場所でも接続しやすくなり通信速度が向上します。

最後のまとめ

MU-MIMOやビームフォーミングは、スマホなどの接続機器も対応している必要があり、iPhone 6以降など最新のスマートフォンは対応しているものが多くなっています。

今は対応機器を使っていなくても将来のことを考えると最新のルーターを使いたくなりますが、慣れれば不満もないので新しい規格が普及して安くなったときに買い替える程度でが良いのかな?というのが我が家の作戦ですw